経済&社会見通し(2022年→2023年)〜地政学上のリスクとコロナ収束について
● 昨年→今年の経済
● 伴走型経営支援特別融資 ● 続くコロナ禍→収束の見通し ● 今年のイベント・見通し ● まとめ |
2023年新しい年を迎えました。今年1年間も、どうかよろしくお願いします。
- 昨年→今年の経済
昨年・2022年は、コロナの影響だけでなく、ロシアのウクライナ侵攻など、地政学上のリスクが経済のみならず、経営にも甚大な影響を及ぼすことが実証された1年でした。昨年9月の、横浜市経済局による市内企業1,000社への調査では、市内の7割を超える企業が、原油・原材料の高騰により、業績に悪い影響を受けている、と回答しています。このように、長引くコロナと勃発した地政学上のリスクが、エネルギー価格の高騰や、物価高を招き、依然厳しい状況が続いています。
- 伴走型経営支援特別融資
厳しい状況が続く中、新型コロナ下で無利子無担保の融資(いわゆる「ゼロゼロ融資」)を受けて事業継続をしてこられた方の返済が、本格化しています。その中で、そこからの借り換えが可能な「伴走型経営支援特別融資」の制度が、横浜市でも今年(令和5年)1月10日から始まりました。厳しい状況にある企業の皆さまを支援する制度です。条件や申込み方法など、必要に応じて個別にお問い合わせ頂き、ご利用頂ければと思います。
- 続くコロナ禍→収束の見通し
それから、現在も続くコロナ禍について。地域を廻る活動の中で、「このコロナはいつ終わるのか?」というご質問を頂きます。現時点で、この問いに正確に答える事が出来る人はいません。が、多くの人を苦しめるこのコロナの問題。実はこれと同じ事が丁度100年前に起こって、そこから見通しを立てる事は可能です。100年前に、世界・人類を巻き込んだパンデミック。その名前は「スペイン風邪」です。1918年に始まった「スペイン風邪」は、何回かの流行(波)を繰り返した後、やがて弱毒化し、3年後の1920年に収束しています。
2020年2月3日に大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」が横浜港に着岸し、日本国内でコロナの甚大な影響が拡がってから、間も無く「3年」となります。今回も全く同様になるとは保証出来ません。が、ウイルスや免疫(抗体)の性質をよくよく研究すれば、「この問題も出口が間も無くやって来る」事は確実です。
- 今年のイベント・見通し
そして、気になるこれからの見通しです。多くの皆様が既にご存知のとおり、統一地方選挙前半戦(横浜市会議員・神奈川県議会議員・選挙)が、今年の4月9日にあります。実は同時に、投票日の前日、4月8日が、「日銀の黒田総裁の任期(退任)」となっています。政治・経済・財政の視点で、このイベントが、今年最も重要なポイントになると考えます。今年4月の統一地方選挙と合わせて、「日銀総裁の退任」そしてその後の「政策転換」が、どのような潮目となるのか?この点の注視が、今年最も重要な取り組みであると考えます。
- まとめ
日本の現在の状況は、世間一般の多くの人が認識している以上に「深刻」な状況です。この点については、政治家を志したそもそもの私の原点であり、この問題の解決に加わる事が、私の使命であると感じています。
バブル崩壊以後のこの30年間。本来であれば取り組むべきであった日本の国の課題。現在もなお、山積しています。
100年前に起きた出来事から、この後、どのような事が起こるのか?推し量る事が出来ます。どう仕様もない今の現状をどうするべきなのか?
強い危機感(現状危機感しかありません)で、今の世の中を見渡し、次の子供達の世代に「まっとうな社会」を渡す。その志1つで、これからも全力で活動します。どうか皆さん、これからも応援よろしくお願いします。