政令市初!消防団の事務報告(紙)をデジタル化〜紙の報告書は年間41,000件
- DX戦略・3つの重点分野「防災・子育て・教育」
横浜市は策定した「DX戦略」の中で、3分野をリーディングプロジェクトに選定しました。顧客やサービス視点を重視し、新たなサービスを開発します。
1 | 防災DX | 迅速・確実な情報提供、避難誘導、情報の個別化
デジタル技術を活用し、377万人の生命・財産を守る |
2 | 子育てDX | 子育て世代から選ばれる都市を目指す
子育て支援サービス・アプリ、各種手続きオンライン化 |
3 | 教育DX | GIGAスクール・教育環境の変化への対応
デジタルツールの開発、「個別最適な学び」実現へ |
- 防災DX
その中で、防災に関するデジタル技術活用は、関係部署の横断的な場で検討中です。具体的には、マイタイムラインの作成、避難場所の検索も行える避難支援アプリの実証実験などを開始しました。さらに消防団活動の紙による報告事務を軽減するアプリの導入など。スマートフォンを活用した防災の取組が始まります。
- 政令市初!消防団の報告事務をデジタル化
横浜市はソフトバンク社と連携してスマートフォンアプリを開発しています。導入により、報告事務を紙→デジタル化し、消防団員の大幅な負担軽減を図ります。
横浜市消防団 | 20消防団(18区×1つ+中区×3つ) |
消防団員 | 7,997人(R4.10.1現在)(+市消防職員3,700人) |
班長 | 417班(人) |
団員の充足率 | 96.29%(政令市で1位)※総務大臣表彰は過去複数回 |
紙の報告書 | 年間41,000件 |
年間41,000件の紙ベースの報告書は、消防団内での承認作業、消防署への報告は月ごとに直接持参するなど、従来は大きな負担となっていました。デジタル化による軽減効果が確認された為、段階的に全消防団にアプリを導入する事が決まっています。
- 今後の導入スケジュール
実証実験を行った6消防団(保土ヶ谷・磯子・港北・緑・戸塚・栄)から、段階的に導入を始め、令和5年4月には全消防団で運用を開始する予定です。