鶴ヶ峰駅・鉄道地下化後の新たな街づくり〜他都市好事例を参考に!

 

●  鶴ヶ峰駅・鉄道地下化後の新たなまちづくり

●  令和4年度に開発事業組合へ移行

●  鶴ヶ峰駅〜ズーラシアへのアクセス改善

●「他都市の事例を調査・研究すべき」という提案

●  小田急線・下北沢駅の地下化後の街づくり

●  まとめ

 

 

 

  • 鶴ヶ峰駅・鉄道地下化後の新たなまちづくり

 

鶴ヶ峰駅を含む延長約3Kmの相模鉄道本線の連続立体交差事業の都市計画が、今年1月に決定。令和15年度の完成を目指す計画です。鶴ヶ峰駅舎は地下化され鉄道軌道は跡地空間となり、新たな利活用の可能性が生まれます。新たなまちづくりを進める絶好のチャンスです。

 

 

 

  • 令和4年度に開発事業組合へ移行

 

事業の完了は約10年後の予定です。が、多くの時間があるわけではありません。鶴ヶ峰駅北口周辺は、開かずの踏切による交通渋滞の問題のみならず、駅から離れたバスターミナルがわかりづらい、そこに至るまでの歩道整備が十分でないなど、交通安全上、バリアフリー上の課題、さらには、防災上の課題を抱えています。これを踏まえ、連続立体交差事業の完成時期を見据え、令和4年度には、まちづくりの協議会から開発事業の準備組合に移行する計画です。

 

 

 

  • 鶴ヶ峰駅〜ズーラシアへのアクセス改善

 

鶴ヶ峰駅から旭区の観光拠点であるズーラシアへのアクセスがわかりづらい。これも鶴ヶ峰の大きな課題です。新たなまちづくりに、ズーラシアの要素を取り入れるなど、拠点間が連携するアイデアがあるべきです。

3月2日に行った予算特別委員会・都市整備局・局別審査では、局長から「ズーラシアへの拠点にふさわしいまちづくりは、旭区の都市計画マスタープランでも課題となっていますので、地元の皆様の意見を伺いながら、検討していきたいと考えています。」と回答を頂きました。

 

 

 

  • 「他都市の事例を調査・研究すべき」という提案

 

同じく3月2日の予算特別委員会・都市整備局・局別審査で、「他都市の事例を調査・研究し、鶴ヶ峰の新たな街づくりに活かすべき」と提案。局長から以下回答を頂きました。

 

Q(大岩質問):同じく地下化された相鉄線の大和駅。大和市では、「文化創造拠点・シリウス」が、平成28年にオープンし、年間300万人超が来場しています。地下化後の鉄道軌道跡地がプロムナードとして活用され、図書館、芸術文化ホール、店舗などが整備され、賑わいが生まれています。他都市の事例を参考にし、街づくりを考えていくべきです。鉄道軌道跡地を活かした市有地活用の考え方について伺います。

 

 

A(局長回答):今後、地元の協議会や鉄道事業者とともに街の将来像についての意見交換を進めていきます。市有地活用については、他都市の先行事例も参考にしながら、官民が連携して地域のにぎわいを生み出す、効果的な活用方針を、検討していきたいと考えています。

 

 

 

 

  • 小田急線・下北沢駅の地下化後の街づくり

 

都市整備局・局別審査・質問では、スライド(写真)を使い、小田急線・下北沢駅のまちづくりを参考事例として紹介しました。地下化した「下北沢駅」は、地上部分は2階建て、2階から地下までは吹き抜け構造というとても斬新な構造です。鉄道軌道跡地には新しい店舗が出来て、飲食ができる賑わいスペースが生まれています。また、お湯を毎日箱根から運ぶ温泉旅館や、保育園など。そこが元々鉄道が通っていた場所だとわからない、とてもユニークな施設が誕生しています。

小田急線・下北沢駅・鉄道軌道跡地に出来た「温泉旅館」。都会の中心にいる事を忘れる癒やし空間が新たに出現!

 

 

 

  • まとめ

 

質問終了後、都市整備局から、「下北沢の事例を早速視察したい」という言葉を頂きました。都市整備局には、裏舞台も含めて、「下北沢」の街づくりがどのように進められて来たのか?是非、調査・研究して頂きたいと思います。

 

私自身も、早速、4月20日に世田谷区役所を訪れ、「下北沢」の街づくりの舞台回しについて、調査・研究します。世田谷区役所の視察を踏まえて、横浜市・都市整備局への提案・提言を引続き行います。