カジノ住民投票〜自民党・公明党反対で否決!

  • 横浜市会・臨時会(1月6、7、8日)開催

 

2020年9月4日から11月4日の2ヶ月間で横浜市民193,193筆の署名が集まりました。その後、12月23日、『カジノの是非を決める横浜市民の会』が横浜市長に対して「カジノの是非を決める・住民投票条例制定の直接請求」を実施。これに基づき住民投票の是非を決める「横浜市会・臨時会」が2021年1月6日、7日、8日の3日間の日程で実施されました。

 

 

  • 林市長「住民投票に意義を見出し難い」と発言!

 

議案上程で付された横浜市長・林市長の意見では、条例に基づく住民投票に法的拘束力がないことや、住民投票にかかるコスト(約10億円と試算)がかかる事を強調。「住民投票を実施することに意義を見出し難い」と住民投票に否定的な意見・態度を示しました。

法律に基づいた正当な権利・手続きに基づいて集まった19万人超の横浜市民の署名。これを軽視し、民主主義の根幹を否定する事は、大きな問題です。

コロナ禍でカジノ事業をめぐる状況も一変。その影響をまったく試算・考慮せず、「アフターコロナの経済活性化策として必要」として、かたくなにカジノ誘致を推し進め、立ち止まる気配のない林市長の姿勢。コロナ収束の見通しがたたない状況。しかも、今年8月には自身の任期が満了し、市長が変わる可能性がある現状で。林市長のカジノ誘致推進には、合理的理由や説明がまったく見いだせない状況となっています。

 

 

 

  • カジノ住民投票〜自民党・公明党反対で否決!

 

1月8日、横浜市会・臨時会の最終日。本会議でカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致の賛否を問う住民投票条例案の採決が行われました。採決の結果、自民党、公明党の両会派の反対により、条例案は否決されました。

 

条例案(賛成):34名 条例案(反対):51名
立憲・無所属フォーラム:20名

共産党:9名

無所属:5名

自民党・無所属の会:35名

        (議長を除く)

公明党:16名

 

法律上認められた正当な権利・手続きによって集まった193,193筆の横浜市民の署名。横浜市民の声を直接市政に反映する住民投票の機会。横浜市の将来を決めるこの重要な問題で、民主主義の根幹を否定し、市民の声を直接反映する住民投票の機会を奪った責任は、大変重いと考えます。

 

 

 

  • カジノ誘致の是非はこの夏(8月)の市長選挙へ!

 

「住民投票を実施する事に意義を見出し難い」と発言した市長、及び、条例案を否決した議員の態度表明。その是非は、今後、375万人の横浜市民の判断に問われる事になります。

 

2021年8 横浜市長選挙
2021年10月〜 国へのIR申請受付スタート

※コロナ禍で受付スタートが9ヶ月延期

2023年4 横浜市会議員選挙

 

市長の発言に波紋が広がっています