公共公園のリノベーション〜民間活力で公園の魅力をUP
- Park(パーク)PFIの1号案件は「里山ガーデン」
里山ガーデンの一部エリアで実施されるアスレチック施設の整備・運営事業者が、公募により決定しました。今年9月14日からの「秋の里山ガーデン」に合わせて、通年でオープンする予定です。
この案件は、民間の資金・ノウハウなど民間活力を取り入れて公園を整備する「Park(パーク)PFI」(公募設置管理制度)の、横浜第1号案件です。
運営会社・有限会社パシフィックネットワーク(株式会社フォレストパークの関連会社)は、公園内に有料のアスレチック施設や、無料の散策路を整備し、公園の維持・管理も行っていきます。
また、森やキャンプに関する様々な楽しいイベントが、民間企業のアイデアと運営により、不定期で行われる見込みです。
- Park(パーク)PFI(公募設置管理制度)とは?
平成29年、国の都市整備公園法の改正により創設された制度。都市公園において飲食店、売店等の公園施設(公募対象公園施設)の設置又は管理を行う民間事業者を、公募により選定する手続き。事業者が設置する施設から得られる収益を公園整備に還元することを条件に、事業者には都市公園法の特例措置がインセンティブとして適用されます。
特例1:設置管理許可期間の特例(通常10年→20年に)
特例2:建ぺい率の特例(通常2%→12%に) 特例3:占有物件の特例(自転車駐車場、看板、広告塔を「利便増進施設」 (占有物件)として設置可能 |
- 「サウンディング型市場調査」の具現化を
横浜市では、民間事業者との「対話」を通じて、賑わい創出・新しい楽しみ方など公園の魅力を高める活用方法や事業手法について、自由で幅広いアイデアを募る「サウンディング型市場調査」を平成29年2月〜3月に実施し、結果を公表しています。
飲食施設(レストラン、カフェ等)、運動施設(ランニングステーション、フットサルコート等)、宿泊施設、BBQ、ドックラン、農業体験施設など、57団体から80件の具体的提案がありました。
横浜市内には、約2,700の公共公園があります。その中で、公園の立地や利用状況から、具現化が可能と考えられる公園の提案については、事業化の検討が必要と考えます。
- まとめ
公民連携によるPark(パーク)PFIの1号案件が決まりました。この取組みを市内のその他の公園にも拡げていく「次の一手」が必要です。様々な楽しいイベントが毎日行われ多くの市民や観光客が訪れる公園、具体的にはNYのブライアントパークや南池袋公園のような公園を、まずは横浜市内に1つ作ることが重要です。横浜にはそれを実現させる、人・物・金などの資源が存在します。市民の誇りになる、素晴らしい公園の具現化の為に、提案・提言を続けていきます。