鶴ヶ峰駅周辺のまちづくり〜地下化で変わる鶴ヶ峰の未来!
- 地下方式に決定!
相鉄線の鶴ヶ峰駅付近の渋滞解消を目的として、連続立体交差事業の検討が2016年度から2か年かけて行われてきました。測量、地質調査、設計などを実施し、その結果を基に構造形式(高架方式、地下方式)の比較検討を行いました。
検討にあたり、踏切除却数や周辺まちづくりへの寄与、経済性などを総合的に評価した結果、地下方式を選定することになりました。
<相模鉄道本線(鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業の概要>
◆ 区間-相模鉄道本線の鶴ヶ峰駅付近(西谷駅~二俣川駅間) ◆ 延長-約2.7km ◆ 構造形式-地下方式 ◆ 踏切除却数-10箇所(開かずの踏切5箇所) ◆ 事業主体-横浜市 |
- 鶴ヶ峰駅周辺のまちづくりについて質問
この事業で鶴ヶ峰駅は、相鉄線の大和駅のように地下化される予定です。2月26日の予算特別委員会「都市整備局」の局別審査で、鶴ヶ峰駅周辺のまちづくりについて質問しました。
Q大岩:鶴ヶ峰駅周辺のまちづくりの構想・目標を策定するには、地権者に限らず、広く市民の意見を聞くことも重要です。まちづくり構想策定において行った、市民意見募集の内容は? |
A市街地整備部長:市民意見募集では、9名の方から25件のご意見をいただいており、具体的には、 ・公共公益施設の充実を考えてほしい ・駅前広場の再整備と道路整備をお願いしたい ・連続立体交差事業と併せて考えてほしい ・地権者の協力が不可欠 ・20年後の姿を設定し計画を立案してほしい などのご意見をいただいております。 |
Q大岩:線路の地下化により生まれる鶴ヶ峰駅前の空間を、例えば、南万騎が原の駅前広場のようにイベントの開催などに活用が可能な、「まちの人が集える空間」として整備することは非常に重要です。こうした空間づくりを実現していただきたいと考えていますが、見解は? |
A都市整備局長:鶴ヶ峰駅は、鉄道・バスの交通結節点でありまして、区役所の最寄り駅としても、様々な人が行き交う場所となっております。 人々が集える空間を駅前につくることは、まちの賑わいや活力を生み出します。 今後、地元・事業者・行政が連携をいたしまして、まちの将来像である「人が集い、快適に暮らせるまち」を目指しまして、駅前空間の活用についても検討してまいります。 |
- まとめ
鶴ヶ峰駅の地下化によって、線路がなくなり、南北間の往来や、駅舎の部分の土地が空くなど、まちづくりが大きく変わる契機となります。駅から離れた位置にある旭区役所や旭図書館、バスターミナルを駅前に、という意見もあります。又、旭区役所付近の5差路の渋滞を考えると、踏切を除去しただけでは「渋滞は解消しない」という問題もあります。道路については、環状道路を引き直すなど構造改革の検討も必要になります。
いづれにしても、現状の9名・25件のご意見だけでなく、より多くの住民の皆さんから、「鶴ヶ峰の未来」を変えるご意見・要望を頂く必要があると考えます。