ものの始まりの歴史を観光資源に!〜横浜の始まりの歴史✕リアル謎解きタウンゲーム

“西洋文化の発祥地”の宝庫「横浜!」

150年以上前の1859年に開港した横浜には、西洋文明が流れ込み、近代の歴史の中で横浜が発祥の地となった、「初めて物語り」が多数存在しています。

(下記にはその一部であり、“横浜発祥”のものがまだまだあります。)

 

牛乳 1866年〜 横浜から
理容 1864年〜 横浜から
パン 1860年〜 横浜から
アイスクリーム 1869年〜 横浜から
電信 1854年〜 横浜から
カフェ 1864年〜 横浜から
ドレス・メーカー 1863年〜 横浜から
競馬 1860年〜 横浜から
ビール 1869年〜 横浜から
ガス灯 1872年〜 横浜から
(近代)水道 1887年〜 横浜から
石鹸 1873年〜 横浜から
テニス 1876年〜 横浜から
洋式公園 1870年〜 横浜から
日刊新聞 1871年〜 横浜から
鉄道 1871年〜 横浜から
野球 1871年〜 横浜から

 

ヨコハマ初めて物語り(横浜市文化観光局HP)

http://www.city.yokohama.lg.jp/bunka/outline/150/trip/hajimete01.html

 

横浜に入ってきた西洋文化

http://www.manabi.pref.gunma.jp/kinu/bunmei/yokoyama17/yokohama1.htm

 

 

●  1万人もの集客効果がある「リアル謎解きタウンゲーム」

 

皆さんは「リアル謎解きゲーム」って、ご存知でしょうか?

リアル謎解きゲームとは、現実のフィールドを舞台としたユーザー参加型のゲームイベントです。皆さん知っていましたか? 相当なブームだそうですが、私は知人に教えてもらうまで全然知りませんでした。

 

東京の丸の内を舞台として行われた「リアル謎解きゲーム」では、3ヶ月間の有料(1,500円)イベント期間中に、1万人もの人々が参加し、ゲームを楽しんだそうです。

 

リアル謎解きゲームin丸の内

https://www.nazotown.jp/show/ligare/

 

過去横浜では、「よこはま動物園ズーラシア」や、「赤レンガ倉庫」「神奈川県庁(東宝映画とタイアップ)」などでも行われており、大きな集客効果があったようです。

 

 

●横浜市内の施設の“回遊性向上”が課題

 

横浜には沢山の観光施設があり、100万人以上集客する施設も存在します。

しかし、1回の訪問で観光客が訪れる施設の平均数は2〜3ヶ所となっており、横浜市内でいかに回遊性を高めるか、という事が課題となっています。

 

【主な施設の来訪者数】〜100万人以上の施設
●パシフィコ横浜:425万人
●横浜アリーナ:237万人
●横浜スタジアム:194万人
●その他(7施設合計):1,400万人

7施設=八景島シーパラダイス、アンパンマンミュージアム、大桟橋、赤レンガ倉庫、海の公園、ズーラシア、野毛山動物園

 

 

●  横浜のものの始まりの歴史✕リアル謎解きタウンゲーム

 

又、横浜の歴史、特に、数多く存在する横浜の「ものの始まりの歴史」を、いかにして観光資源として掘り起こすか、という事も課題です。

「ものの始まりの歴史」の価値を再発見し、街の中を回遊して頂く施策として、リアル謎解きタウンゲームの中に、横浜のものの始まりの歴史を組み込むという方法があります。

横浜のものの始まりの歴史に関連した「謎」を解く為に、観光客が有料のゲームに参加し、横浜の街中を回遊する。1万人が参加した丸の内のイベントでも、滞在時間の長期化による売上効果が計測されています。

色々な課題があると思いますが、課題解決の手法の1つとして、チャレンジ・取組みに期待しています。